Q2 2018 XRPマーケットレポート

By Cory Johnson & Miguel Vias

Ripple sells $73.53 million in XRP amidst low volatility in Q2 2018

  • $73.53 million XRP sold
  • Ripple社による売却量は世界のXRP取引量の0.125%に相当
  • 30億XRPが暗号化されたエスクローからリリースされるが、27億XRPは再度エスクローに返却される

2018年Q2において、Ripple社は$56.66MのXRPをプログラム売却しました。これはQ2における世界のXRP取引量のほんの0.125%(12.5ベーシスポイント)に相当します。

In addition, XRP II, LLC — a Ripple subsidiary that is a registered and licensed money service business (MSB) — sold $16.87 million XRP in direct sales. In total, the company sold $73.53 million in Q2.

Q2においてXRPはボラティリティが顕著に低く、XRPの9%の価格下落はビットコインの8.2%の価格下落と足並みを揃えたものでした。活気の無い市場環境の中ではあったものの、Ripple社の売却量は依然として$45.35BnのXRP総取引量のごくわずかな量となりました。

 

Q2のエスクロー状況

2017年Q4において、Rippleは550億のXRPを暗号学的に保証されたエスクローアカウントにロックアップしました。このロックアップによって、Ripple社は市場に出回るXRPのほんの13%のみにアクセス可能となりました。

2018年Q2において、XRPはスケジュール通りエスクローからリリースされました。この四半期において30億のXRPがリリースされました(1ヶ月につき10億)。27億XRPはその後、新たなエスクロー契約に戻されました。

残りの3億のXRPはエスクローには戻されずに、XRPエコシステムを支援するための様々な活動のために使われています。

新たなエコシステム参加者

Q2 brought several significant new entrants into the XRP ecosystem, such as Coil, a new venture led by Stefan Thomas that will use XRP for various micropayments applications, such as facilitating “bite-sized” purchases of media.

さらに、エンターテイメントタレントマネジャーでありSB Projectsを創業するなど起業家としても有名なScooter Braunはアーティストが自らのコンテンツをマネタイズし管理する能力を向上するためにXRPを活用するための複数のプロジェクトに取り組んでいます。

これらの新しい参加者はどちらも、Rippleがトラックレコードのある起業家による会社やプロジェクトと協業する新たなイニシアチブであるXpringの支援を受けています。

マーケットコメンタリー

全てのデジタルアセットの総時価総額は年初は$603.7Bnで始まりましたが、年の半ばには、新たなICOコインが何百も発行されたにも関わらず、$254.7Bnまで落ち込みました。

During Q2, the XRP market also slowed considerably, compared to the prices and volumes we saw in Q4 2017 and Q1 2018.

This slowing could be attributed to the ongoing concern around regulation, both in the U.S. and around the globe. Despite the SEC announcing in June that they don’t consider ether a security, there wasn’t a meaningful and sustained bump in volume or price of any digital asset, including XRP.

取引量と価格の下落は大部分のデジタルアセットに一様に見受けられ、多くのアセットが高い相関度で動きました。

The tight correlation is indicative of a market that is still in its infancy. Traders have yet to distinguish among the intrinsic values of the best known digital assets. As the industry matures and decides what it deems most useful and valuable, we should expect to see more separation.

個別のアセットをより詳細に見ると、幾らかの乖離は存在していました。XRPはbitcoinとは相関して動いたものの(-9% vs. -8.2%)、幅広く取引されているetherやbitcoin cashはそれぞれ14.8%及び9.3%の上昇を見せ、アウトパフォームしました。

また、Q2においてRipple社は契約した顧客数が過去最大の四半期となったにも関わらず、XRPの価格は他のデジタルアセットと同様に下落を続けたことは注意すべき重要なことであり、これはXRPがRipple社からは独立した存在であることを明確に示しています。

また、市場の後退においてもう一つ注記すべきことは、韓国における取引の影響が弱まっていることです。韓国はこれまでデジタルアセットの取引において他を圧倒しており、日によっては世界の取引量の70%を占めたこともありました。しかしQ2の終わりまでには、韓国の取引量は世界シェアの4番目まで下がりました。韓国有数の取引所の複数のハッキング、そして全体的なトレーダーの疲れが、直近の下落に貢献したのかもしれません。

2017年Q4において投機的トレーダーはボラティリティを13.8%まで押し上げましたが、2018年Q2にはデジタルアセットのリテール投資が弱まるにつれ、XRPのボラティリティも5.7%まで低下しました。2016年Q4以来最小のボラティリティとなりました。過去最高のXRPのボラティリティは2017年Q4ではなく、2017年Q2にXRPボラティリティが22.3%を記録した時でした。ボラティリティの低下は、鶏と卵的な状況で、取引量の低下を伴うものでした。

取引量の低下は、大手金融機関がデジタルアセット業界への参入を矢継ぎ早に表明したにも関わらず、見受けられました。

  • Goldman Sachsはデジタルアセットトレーディングデスクの設置計画を発表
  • JP Morganは”クリプトアセット”戦略ヘッドを指名
  • NasdaqのCEO Adena Friedmanはクリプト取引所への参入を検討
  • Fidelityはデジタルアセット取引所を構築中
  • Nomuraはデジタルアセットのカストディサービスを提供する最初の銀行に

これらのアナウンスメントはまだ初期の取り組みではあるものの、金融業界の最大手のデジタルアセットに対する幅広い関心の高さが伺えます。しかし、これらはまだアナウンスメントにすぎず、本格的な機関投資家によるクリプト取引には至っていません。しかし、金融機関がクリプト部門を設立し、目の前の機会を活用するための技術ソリューションを構築し始めていることは明らかだと言えます。

2018年Q1のXRPマーケットレポートはこちらからご覧になれます。

XRP II, LLCはニューヨーク州金融サービス局から仮想通貨関連ビジネス活動を行うためのライセンスを取得しました。

Correction: An earlier version of the post stated that total sales of XRP was $75.53 million. This was not accurate. We have updated the post to reflect the correct number: $73.53 million.