イングランド銀行とRippleの共同実証試験の結果が本日発表されました

Image: Shutterstock

イングランド銀行(BoE)は、英国の決済インフラの根幹を成すと想定される次世代の即時グロス決済システム(RTGS)の計画概要を最近発表しました。その計画概要の中で示されたビジョンの一つの要素として、将来のRTGSシステムにシンクロ機能を追加する可能性を示唆しました。これによりRTGSシステムにおける決済を他の資産の移転にシンクロさせて行うことができるようになります。そしてこの機能はまさに国際送金に応用することができます。例えば、英国ポンドのRTGSシステムにおけるポンドの決済を他の通貨の決済にシンクロして行うことができるようになります。

イングランド銀行は、ブロックチェーン技術がこのグローバルなRTGS機能を可能とするかどうかを評価するために、自行のFintech Acceleratorを通して、Rippleを今年の初めに実証パートナーとして選出しました。そして、本日、その実証試験(PoC)の結果の概略を発表しました。

BoEの実証試験では、オープンソースのInterledger Protocolを活用して、いかにRippleのソリューションが2つのシミュレートされたRTGSシステムの間で行われるキャッシュ移転のシンクロを実現できるかを評価しました。イングランド銀行は、「この実証試験は、イングランド銀行がシンクロ機能とそれを実現するテクノロジー候補を理解するための有用な実験となりました」と述べました。つまり、RippleのソリューションがRTGSシステムがシームレスでグローバルな相互互換性を実現することについて、ポジティブな可能性が示されたということです。

RippleのCEOであるBrad Garlinghouseは以下のとおり述べています。「私たちは、今日、写真やメールなどの情報がインターネットを通して瞬時に移動できるように、国際送金も同じスピードで動ける世界、つまり価値のインターネットの実現を信じています。このビジョンを現実のものにするためには、各国の決済システムの間におけるリアルタイムの国際決済が非常 に重要なものとなります。今回のイングランド銀行の実証試験はその意味で、決定的な事例となりました。私たちは、イングランド銀行が、世界の中央銀行の中で初めて、ブロックチェーン技術が可能とする即時の国際送金の検証を行ったことを非常に賞賛します。」

このプロジェクトに関するイングランド銀行のレポートはこちらからご覧になれます。